実は、まだお習字を教えていたころ(約3年前)
右手首のふるえが出るようになりました。
ペンや鉛筆ではふるえが顕著で、
頭の中でイメージしている文字を書くことが
厳しくなっていきました。
病院で診てもらっても、原因も治療法も分からず、
当時はかなり落ち込みまして、左手で書く練習をしました。
「わたしから書くことがなくなったら一体何が残るん?」
と思っていたほどです。
(生きていることは当たり前ではないのに、
なかなかの落ち込みようでしたね…)
左手で書いて書いて書きまくり、
なんとか読める文字は書けるようになりました。
けれど、右手が生み出す文字には到底かないません。
しばらく右手を休めたら良くなるかと様子を見ていたのですが、
変わらずでした・・・
そこで、持ち方を変えてみることにしました。
一般的な持ち方(ふわっとした持ち方)で書くと
ふるえて書けないので、
手首をグッと上に、ほぼ直角に曲げる持ち方に落ち着きました。
(ふるえはマシになり安定感は出るのですが、
手首への負担は大きい感じ)
負担は大きくても、この持ち方でしか書けません。
この持ち方で書けるなら、書き続けたいと思いました。
3年経った現在も直角持ち(勝手に名付けました)
なので負担は変わらないのですが、
筆を持って書けることがとてもありがたいですね。
ティッシュで書いた『花』
筆と墨から生み出すのが好きですが、
ティッシュ・枝・歯ブラシ・雑草などでの表現もすごく好きです♪
雑草で書いた『やさしさ』
最近は、表札や命名書など、HPからお問い合わせをいただき、
本当にありがたいことだなと感じています。
たくさんの素敵な書道家の方々がいらっしゃる中、
見つけてくださり、心からありがとうございます。
大切な手・・・
なでなでしていつもありがとうと伝えています(^^)
手が動くかぎりは書いていたいなと思います。
もし書けなくなったら…?
その時はその時です。大丈夫。