ウォーキングメディテーション

京都嵐山

ウォーキングメディテーション(歩く瞑想)のイベントへ。

  

つい最近、海外や離島で生活をされている方々の

すてきなお話を聞く機会があり

自然の中に身を置きたいと思っていた自分を思い出しました。

(元々は田舎育ちなのに、10年ほど都会に住んでいる)

  

色んなモヤモヤがあり

少しでも気分転換になればと、思い切って参加。

保津川沿いを20分歩く。

 

瞑想というのは

頭の中を空っぽにするというイメージがあったのですが

悩みやモヤモヤがあれば

そのことを考えながら歩いてもいいということでした。

 

「え?なんかいいかも…」語彙力がとぼしい(^^;

 

モヤモヤがない人は特に考え事をせず

足の裏に意識を集中して地面を感じたり

葉っぱに触れたり、自由でいいと説明を受けました。

  

・会話をしない

・スマホを触らない

・他の参加者とは3メートルほど距離をとる

・ペースはゆっくり

決まりはこれだけ♪

 

いよいよ、20分の歩く瞑想スタート。

 

あまりに美しい景色に

しばらく写真を撮りたい欲と戦いました。

  

「写真を撮れないならどうしよう…」

  

「今この瞬間の景色を目に焼きつけて、楽しむことに集中しよう」

写真を撮りたい欲に打ち勝ちました(^^)

  

その後しばらくモヤモヤのことを考えていましたが

深い緑の美しい川、ふわふわの苔

小さな小さな滝、さまざまな形の葉っぱたち…

そんな圧倒的な自然の輝きを目の当たりにすると

自分のモヤモヤなんてどうでもよくなり、すぐに頭から飛び出して行きました。

 

 

モヤモヤがどうでもよくなった後は

苔に触ったり、空を眺めたり、上品な寒さを楽しんだり

おもいっきり自然を満喫していたのですが

ふと、大切な人たちの顔が浮かんで

ずっとうるうるしながら歩いていました。

  

じわ~っと心があたたかくなっていく。

なんて自分は幸せなんだろうと…

  

 

  

ただ歩くために、20分を自分のために使う。

駅やスーパーへの道を歩くのではなく。

歩くことが目的

 

なんて贅沢なんだろう。

なんて豊かなんだろう。

 

散歩をする時間をとっていた時期もありましたが

ついつい優先順位が下がって

家で過ごすことが多くなっていました。

  

歩くのは移動の時のみ…

これからは、歩くことを予定に入れようと決めました。

 

自然の美しさはいつもそこにあるけれど

自分の気持ちが普段は別のところにあって意識が向いていない。

  

もっとスマホを置こう。

写真に残すばかりではなく、心に残そう。

  

身近にある美しいものにもっと目を向けよう。

 

瞑想について、まだぼんやりとしか分かっていませんが

自分にとって

何が大切か・何をしていたら心地いいか

気づかせてくれる貴重な時間だと感じました。

 

わたしは、

般若心経を写経(書きなぐる)していると落ち着くのですが

やはり自然の癒しにはかなわないのかもしれません。

  

大悲閣千光寺

 

↑こちら、なんと色紙。汚れも、日焼けも素敵。もちろん文字も。

わたしも好きなことばを書いて庭に飾ろうかな。

  

 

おしまいに、エレガントな阪急電車の写真を。